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(2010年8月24日)

連合「2010平和行動 in 広島」―参加報告―

連合大阪大阪南地域協議会 大林 妙子

2010平和ヒロシマ大会

2010平和ヒロシマ大会

 65年目の「広島原爆の日」。それを被爆した地で迎える為、2010年8月4日から6日にかけて、「平和行動in広島」へ参加して来ました。

 初日は、連合・原水禁・核禁会議主催の「2010平和ヒロシマ大会」が催されました。どちらかと言えば式典色の強い内容に、現地へ来た実感をあまり得られずにいたのですが、被爆者からの訴えに入ると会場の空気はガラリと変わりました。被爆直後の光景、そのすさまじい威力と悲惨さ。伝える事の重要性を優先し、涙ぐみながらも必死に紡がれるその言葉に、8月の広島へ来た意義を再確認しました。

ピーストークin広島

ピーストークin広島

 翌日の午前中は、三つのコースに分かれての学習会がありました。私は「ピーストークin広島」の会場へ行き、「2010年NPT再検討会議の検証および核兵器廃絶へ向けた更なる取り組みについて」という、とても難しいタイトルの講演を聞きました。

 NPTとは、「核兵器不拡散条約」のことです。過去、勢いに任せて開発を進めた核兵器は、広島や長崎の実態を経て尚、「廃絶」ではなく「不拡散」という経緯で足踏みをしています。「核兵器はいらない」という、とてもシンプルな想いを実現に向かわせるには、世界各国のエゴや利益、大国への抑止等、様々な難しい課題を乗り越えなければならないからです。

 しかし、苛立ちを覚える様なスピードだとしても、それが国同士の利害関係の結果だとしても、多くの人の努力でここまで来たのは事実です。何もして来なかった私は、まずその方々に感謝し、それから自分に出来ることを考えなければならないと感じました。

原爆の子の像

原爆の子の像

 午後からは、「ピースウォーク」と題された行動に参加しました。原爆ドームを出発点とし、連合広島のメンバーに説明を受けながら、平和公園内の慰霊碑等を巡るというものです。

 私は、この時生まれて初めて直に原爆ドームを見ました。そして、「広島県産業推奨館」を一瞬にして「原爆ドーム」に変えた光を想像し、けれどとても想像し切れず、ただ恐ろしくなりました。

 平和公園内には、その他にもたくさんの慰霊碑や供養塔、被爆し生き残った樹や、平和祈念資料館があります。それぞれに深い悲しみと祈りがつまったこの場所は、後悔や憎しみではなく、ここで眠る人々の安らかさと恒久の平和を願う為の地でした。

平和祈念式 会場

平和祈念式 会場

 8月6日は、今年も眩しいほど晴れた朝になりました。平和祈念式の会場は、テレビでは分からない場所まで全国からの人で埋まっています。その全員で捧げる、長く深い黙とう・・・。“ヒロシマ”で育ったこども達の、平和への誓い。

 ふと、数日前インターネットで見た「世界各国の核実験を視覚化した映像」というものを思い出しました。世界地図の上に示される2053回の光。二度目と三度目に、ヒロシマとナガサキ。以降、2000回以上というその回数。

 青い空に平和の象徴として放たれ、羽ばたいていく鳩を見上げながら、「繰り返してはならない」という言葉を、何よりも強く心へ刻みました。

集合写真

集合写真

平和の象徴として放たれた鳩

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