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(2013年9月1日~2日)

【大阪南労福協】15周年事業「東北視察団」

 大阪南労福協では昨年も豪雨災害復興支援として奈良県での1泊幹事会を実行してまいりましたが、今年は15周年という節目の年でもあり、その記念事業として東北の復興支援も兼ねた視察旅行を計画致しました。

 大阪南労福協の役員、大阪労福協、連合大阪、地区及び単組役員にも呼びかけ、総勢28名の視察団を結成。9月1日(日)~2日(月)の日程で、岩手・宮城を視察してきました。

岩手労福協 小野専務理事

岩手労福協 小野専務理事

 主な行程は、9月1日13時伊丹発の飛行機で岩手花巻空港に向い、バスで約1時間盛岡市の岩手労働福祉会館に到着。ここでは岩手労福協の小野専務理事から震災に取り組まれた支援活動の報告をいただき、ニュースでは知りえなかった身につまされる生々しい話と連合岩手が地域に根ざした支援活動を展開されて、多くの被災者の方に感謝された貴重な話を沢山伺うことが出来ました。

 「被災者は厳しい環境で生活しています。言動に特に注意し、“支援してやっている”ではなく、お手伝いをさせて頂いているという気持ちを持ち続けてほしい。」と、ボランティアの行動と生活上の心得なども教えて頂きました。

 関西の私達にもいつ起こるかわからない南海トラフの恐怖が取り沙汰されておりますが、そうなった時に何をしなければならないか、何が大事なのか、など大いに勉強になりました。講演の最後には、「震災を忘れてしまうことが一番怖い、震災の事を忘れないでほしい。」と結ばれました。

 参加者一同

 2日目は8時30分にホテルを出発し、岩手県の一関市にある磐井川中流の渓谷、名勝天然記念物「厳美渓」を見学。荒々しい水の流れに長い年月をかけて梳り取られた磐岩が日本画の墨絵に出てくるようで見るものを魅了していました。対岸にある団子屋がユニークで、籠にお金と注文をかいて合図をするとロープを引っ張り上げます。すると団子とお茶が籠に入れられて戻ってくるという、なんとものどかな光景がありました。

 さて、バスで移動すること1時間半、宮城県の仙台市に入り昼食を食べ、鐘崎笹かま館、七夕ミュージアムを見学、仙台ならではの風物に出会うことが出来ました。

厳美渓

厳美渓

七夕ミュージアム

七夕ミュージアム

 その後、震災でかなりの被害を出された地域、宮城県亘理郡亘理町を視察しました。

津波到達地点

津波到達地点

 視察に際しては地元の震災語り部の会「ワッタリ」の方2名が私たちのバスに同乗し、犠牲者の慰霊碑「鎮魂の社」、津波で損壊し休業中の温泉施設「わたり温泉鳥の海」、そして仮説の店舗で営業を再開した「鳥の海ふれあい市場」などを案内して頂きました。

 鎮魂の社

鎮魂の社

語り部のおふたり(左:佐藤信三さん,右:佐々木アイコさん)

語り部のおふたり
(左:佐藤信三さん,右:佐々木アイコさん)

宮城県亘理郡亘理町を視察



宮城県亘理郡亘理町を視察
宮城県亘理郡亘理町を視察
宮城県亘理郡亘理町を視察
宮城県亘理郡亘理町を視察

 同地区はほぼ全域が津波の被害を受け、151人が犠牲となり家屋1,150戸が全壊、または半壊しました。この悲惨な体験を忘れることなく語り継ごうと「ワッタリ」が結成され、多くの視察を受け入れているそうです。当日はたまたま地元のテレビ局が語り部の取材にきており、私たちに同行取材する中で視察団メンバーがインタビューを受けるなど、少し緊張気味の場面もあって貴重な体験をさせて頂きましたが、残念ながらこのテレビの放送は関西では流れないとのことでした。

地元のテレビ局の取材があった
地元のテレビ局の取材があった

 最後にこの視察で感じましたことは、震災から2年が過ぎたにも関わらず、東北はまだまだ復興半ばであるということでした。「震災の事を忘れないでほしい」という言葉が改めて強く胸に刻まれました。

 以上、ご参加頂きました28名の皆さんに感謝し、「東北視察団」の報告とさせていただきます。

 集合写真

集合写真

(事務局長 宮田 浩二)

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