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(2016年6月23日-24日)

連合「2016平和行動 in 沖縄」―参加報告―

連合泉州地区協議会 副議長(泉大津市労働組合連合会)大原 隆幸

 沖縄にとって特別な日である6月23日から二日間にわたって開催された平和行動in沖縄に、大阪南地域協議会として松本、大原の2名で参加してきた。連合大阪全体では18名の参加であった。

 6月23日、戦後71年の「慰霊の日」を迎え、平和記念公園において沖縄全戦没者追悼式が執り行われた。我々は、その後に那覇市民会館大ホールで開催された平和オキナワ集会に出席した。集会の第1部、沖縄カリスマスーパーバスガイドの崎原真由美さんからの語りは、三線、踊り、一人芝居など我々の心に激しく訴えかけてくる内容で、沖縄地上戦の激しさや対馬丸事件の悲惨さを感じることができた。第2部の平和式典では、2016平和行動in沖縄に結集した全員で、沖縄戦の実相と悲惨さ、平和の尊さを学び、今後も粘り強く平和行動を推進することを誓い合い確認した。

平和オキナワ集会

平和オキナワ集会

平和オキナワ集会

平和オキナワ集会

 二日目の6月24日は、連合沖縄青年委員会によるピースガイドを先導によるピースフィールドワークに参加した。

 ひめゆりの塔では、ひめゆり平和祈念資料館を訪れ学びました。当時入学するのも、村より1名程度と難関であり、将来を担う優秀な女子学生である沖縄師範学校女子部と県立第一高等女学校のより編成されたひめゆり学徒の凄惨な最期は心が痛みました。特に、米軍が間近に迫った1945年6月18日夜に出された「解散命令」により、戦場に放り出されることになったひめゆり学徒は、数日間の間に100余名の戦死者を出すことになりますが、その中、奇跡的に生き残られた生存者の方々の証言映像はあまりにも生々しく本当に怖かった。

 その後、魂魄の塔で献花を行ったのち、糸数アブチラガマで平和学習を行った。アブチラガマは、沖縄本島南部にある全長270メートルの自然洞窟(ガマ)である。沖縄戦時、この自然洞窟には住民避難場所として使用され、また戦場が南下するにつれて陸軍病院の分室として重症患者が運び込まれたのである。ガマの中には、懐中電灯、軍手にヘルメットを装備して入った。遺物などが当時のまま残されている所もあり、爆風で一斗缶が天井に張り付いたままの場所もあった。中は天井の低いところも多く、全体的に足元も滑りやすい。また、明かりはないので、懐中電灯の明かりを消すと真っ暗になる。この闇が非常に怖い。当時は、ローソクの明かりのみで、暗くてジメジメしており、遺体の腐った臭いや汚物の臭い、蛆や膿みでむせるような臭気、重症患者のうめき声などがこだまし、極めて劣悪な環境であったようである。我々は見学で数十分程度いただけであるが、地上に上がった時の太陽を見た瞬間の解放感で、できれば二度と入りたくないと思わされた。

ひめゆりの塔

ひめゆりの塔

魂魄の塔で献花

魂魄の塔で献花

 そして、平和祈念公園と資料館を見学した後、沖縄県庁前で集会し、国際通りから牧志公園までデモ行進を行い、2016平和行動in沖縄を終えた。

 沖縄では戦争体験者が少なくなる中、今もなお沖縄県内には大量の不発弾が残されており爆発事故が後を絶たない。手榴弾などは、さびついてひび割れた状態で、住民の目に触れる場所にむき出しでさらされているものもあり、日常、身近な危険にさらされ続けている。加えて、広大な米軍基地の重圧を強いられ続けている沖縄県民の現状を考えるとき、6月23日、慰霊の日の持つ意味を、もう一度、考え直してみたいと思いました。

連合泉州地区協議会 副議長(関西電力労組岸和田支部)松本 徳洋

 初めて平和行動に参加させていただきました。

 沖縄は梅雨明けしており、日差しは強いですが気持ち良い晴天でありました。

 1日目は平和オキナワ集会がありました。沖縄カリスマスーパーバスガイドの崎原さまより、老人に扮し沖縄戦の状況を語ってくれました。2度と過ちを起こさないよう恒久平和の実現に向けて次世代に継承していくことが重要であると感じました。

沖縄カリスマスーパーバスガイドの崎原さん

沖縄カリスマスーパーバスガイド
崎原さん

沖縄カリスマスーパーバスガイドの崎原さん

沖縄カリスマスーパーバスガイド
崎原さん

 2日目はピースフィールドワーク、3つのコースに分かれ連合沖縄青年委員にガイドをして頂き戦跡に学んできました。

 ひめゆりの塔では、ひめゆり学徒隊が献身的に看護活動にあたっていた中、戦争が激化してくると集団自決を余儀なくされ、また、糸数アブチラガマでは真っ暗闇の中、水滴の音だけが聞こえ死んでいく恐怖を体験し改めて戦争の悲惨さを感じました。

 17時より県庁前で「在日米軍基地の整理・縮小!」と「日米地位協定の抜本的見直し」を求める集会とデモ行進を行いました。

 3日目は連合大阪の企画として、対馬丸記念館・佐喜間美術館・首里城を見学しました。

 対馬丸記念館では子供たちが疎開のため親と別れ、生きていれば楽しいこともあると信じ船に乗ったことでしょう。しかし、米軍のミサイルにやられ何の罪もない子供たちが海に沈められました。

 また、佐喜間美術館の屋上より普天間基地を見ました。非常に土地が広いことにびっくりしました。しかも、沖縄面積の半分ほどが米軍基地であること、基地が日本全体の74%が沖縄に占めているのだと教えてもらい改めて整理・縮小が求められると感じました。

佐喜間美術館の屋上

佐喜間美術館の屋上

市街地を飛ぶ航空機

市街地を飛ぶ航空機

 今年5月またしても米兵による女性殺害事件が起きました。「米軍基地がある限り、このような事件は繰り返される。沖縄県民にとってまだ戦争は終わっていない」という話を聞き、日米地位協定の抜本的見直しが必要である。日米政府が真剣に取り組むべき課題であると感じました。

 この3日間、沖縄戦について様々なことを学ばせていただきました。2度と戦争をおこさないよう私たちの世代が実体験の話を聞き、次世代へ伝えていく。そして国民一人ひとりが戦争について学ぶことで平和な時代が続くと信じ、今後も爽やかな晴天が続きますよう祈りながら沖縄の地を離れました。

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