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(2019年9月9日)

連合「2019平和行動 in 根室」―参加報告―

連合堺地区協議会 副議長(新関西製鐵労働組合堺支部)片田栄一

 今回、連合大阪南枠での参加という事ですが、予定者の方が参加不可能になった事で私に話が舞い込んできました。スケジュールが空いていた事と、今後、根室など個人で行く事など無いとの思いから快諾したものの、改めて地図を見ると北海道の最東端である事に驚きを隠せませんでした。

 飛行機を乗り継ぎ、北海道は中標津に到着、予想外の暑さではありましたが、北方領土問題に関する連合主催の平和行動という事で早速、元島民の子である宮脇田鶴子さんによる「北方四島からの引き上げと現状について」の講演がありました。

 日本の敗戦が濃くなった8月9日、ソ連は日ソ中立条約を無視し対日参戦しソ満国境を越えて南下し始めたその後、日本は降伏の意図を明確に表明したにもかかわらず、北方領土に次々と上陸、9月5日までにすべての島を占領したことによる島民たちの心境(恐怖や不安で危険を冒し自力で島を脱出する島民も)や、その後ロシア人による入植(日本人の家を取り上げ住み、日本人は馬小屋などでの生活を強いられる)があった事、そんなひどい状況の中でも、次第にロシア人と心が通い合っていく過程で2年の月日が経過した頃から樺太を経由して内地に強制的に引き上げさせられた無念さなどの思いをお話しいただきました。

根室へ到着

根室へ到着

宮脇田鶴子さんによる講演

宮脇田鶴子さんによる講演

 北方四島学習会に於いては、映画「ジョバンニの島」を鑑賞、その内容に、年々涙もろさが加速する私は上を向いて涙がこぼれおちるのを必死で耐えていました(笑っ)。その後、北方領土問題に関わるセミナー四項からの選択となり「北方領土問題の現状について」を受講、日ソ共同宣言とは何だったのか、交渉の加速化と共同経済活動、領土問題を巡る微妙かつ高度な交渉経過や首脳会談の分析、北方四島と根室の歴史的関係の復活、新しいアプローチに基づいた根室の役割など、有識者4名によるパネルディスカッションがあり、さまざまな問題が山積している事に驚きを覚えた。

北海道立北方四島交流センター ニホロ

北海道立北方四島交流センター
ニホロ

パネルディスカッション

パネルディスカッション

 2019平和ノサップ集会では、当日とても濃い霧の為、北方四島が肉眼では見えない状況の中、各代表者の挨拶に続き、元島民の訴え、特別報告として連合島根より同じ領土問題の竹島についての訴えがあり、ピースリレー、集会アピール採択、ガンバロウ三唱で閉会となりました。余談になりますが、その後の昼食ではサンマをセルフで焼きましたが、火加減のつかない炭火に短い箸で熱さに苦戦し、原色の解らない真っ黒なサンマに舌鼓を打った事もいい思い出です。

2019平和ノサップ集会

2019平和ノサップ集会

連合島根からの訴え

連合島根からの訴え

 飛行機の乗り継ぎや、両景色が変わりない草原・牧場の長いバス移動で、決して楽な道中ではありませんでしたが、元島民の方たちは平均年齢80歳を超えての、故郷復帰への思いで返還運動に取り組まれているなか、私達も一日も早く故郷を取り戻すため運動の力を集結して行かなければならない。そしてこの問題は元島民だけのものでは無く、国家間の領土問題という事をしっかり認識し、連合としても民間外交の先頭に立ち、諸団体と連携し、国を挙げて交渉に臨む体制を後押しし、粘り強く運動を継続していかなければならないと胸に刻んだ。

 追伸、先に触れた映画「ジョバンニの島」はアニメーションで、子供でも十分に理解できる内容になっていますので、機会が有れば是非、ご家族で鑑賞して頂きたいです。

集合写真

集合写真

 

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