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センセイ!「労働組合」って、なんですか?

泉南地区 浦川議長

 連合泉南地区議長の浦川です。小学校教員の私らしく「学校ネタ」でいきたいと思います。

 労働組合については、小中学校段階ではあまり詳しく勉強しませんが、小学校6年生の歴史や基本的人権の学習、中学校3年生の公民の学習で少し出てきます。

 たとえば、私ならこんな内容で子どもたちに教えるかもしれません。

『会社は、社長(経営者)と社員(労働者)の2つの立場の人たちで成り立っています。
時として社員(労働者)が給料のことや労働条件について、自主的に仲間とグループを作って一緒に社長に要求をすることがあります。このグループのことを「労働組合」といいます。
そして、自分たちの労働条件をよくするために社長と話し合うことができます。これを「団体交渉」といいます。

この話し合い(団体交渉)は、社長(経営者)にとっては社員(労働者)の働く様子や気持ちがよくわかる場となり、社員(労働者)にとっては給料や労働条件を少しずつよくする大切な場となります。結果、社員は安心して仕事に励むことができ、社員(労働者)はまた一段と仕事にがんばるようになり、会社も発展、ひいては社会全体が発展していくことにもつながるのです。』

 といった感じです。学校で教えることは、あくまで原則論ですが、大むねこのようになります。しかし、みなさんおわかりのように、下線をひいたところが現状と一致しない部分ではないでしょうか。

2つの立場の人たち」→非正規雇用のみなさんをはじめ多様な雇用形態があり、2つとは言えない
自主的に仲間とグループを作って」→組織率の低下、若年層の組合離れが深刻
安心して仕事に励むことができ」→リストラ、給与削減、など不安定な雇用状況
会社も発展、ひいては社会全体が発展」→世界情勢に左右され、不安定な経済状況

 この一致しない部分を、子どもたちの将来のためにも、何とかしていくのが、我々連合に求められていることなのかな、と日々学校現場で感じています。ともにがんばりましょう。

(2009年6月14日、連合泉南地区協議会 議長 浦川 英明)