(2021年9月5日)
連合大阪大阪南地域協議会の第32年度ユニオンセミナーを、37名の参加者を得て、オンラインを活用して開催しました。
研修小委員会古川委員の司会で始まり、冒頭、森議長より主催者を代表しての挨拶がありました。
ユニオンセミナーは、これまで連合大阪南研修小委員会が主体となり、企画・運営を行ってきました。第31年度からは更に実行委員会を立ち上げ、地区協議会からも参加いただき企画を進めてまいりました。しかしながら昨年は新型コロナウイルス蔓延により中止となり、本年は5月実施予定が9月まで延期となりました。この間、実行委員会において「with/afterコロナ」を見据え十分な感染対策に対応した研修内容の構築を図り、リアル開催を目指してきましたが、緊急事態宣言の発出・延長を受け、最終的にオンライン開催という形で実施いたしました。
セミナーは2部構成とし、第1部は「労働組合の自主福祉活動の歴史と役割〜共済事業のなりたちと労働組合の関係性〜」をテーマに、大阪労福協三田事務局長を講師にお迎えしました。
講義では”助け合い・支え合い“の精神を紐解きながら福祉事業団の歴史を学び、労働団体と共に運動するパートナーであることを、わかりやすく解説いただきました。
参加者からは、「労働組合の長い歴史の中でも助け合い支えあいをどれだけ大事にしてきたのかがよくわかりました。」「組合執行部に所属し3年目となりますが、まだまだ自分に知識が身に付いていないことを痛感いたしました。」などの感想が寄せられ、世代交代により新しい役員が増える中、あらためて自主福祉について教授いただくことの意義を実感しました。
第2部は連合大阪南研修小委員会吉田委員長が「労働組合の役割と職場の活動」をテーマに、Zoomのブレイクアウトルーム機能を活用し、グループでの意見交換も交える形での講義を行いました。
参加者相互の交流も目的としていますので、講演の最後には、グループごとに「講演を受けて感じた事」をまとめていただきました。各グループでは研修委員が進行役となり、実行委員会の委員がまとめを行って参加者との連携も行いました。
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最後は、研修小委員会韓委員の、「SNSが普及する世の中ではあるが、最後に、誰が、どこで、どんな課題にぶち当たっているのかを集約できるのは、人と人との繋がりが濃い労働組合だと思う。ユニオンセミナーの参加者は、労働者として同じ方向を向いて進んでいる仲間。組合役員のなり手がないという話もあったが、誰と一緒に、どこに向かって進んでいこうとしているかが分かれば、困難な道でも進んでいけると思う。」という総括挨拶で締めくくり、セミナーを終了いたしました。
今回は急遽オンラインでの開催となりましたが、Zoomの機能を活用してのグループ討議等、新たな意見交換の方法を実施できたのは有意義であったと考えます。
研修会終了後、実施したアンケートを研修小委員会にてしっかり総括し、来年のリアルへつなげていきたいと考えます。
(2009年3月〜)