昨年3月11日に発生した東日本大震災の影響もあり、開催が見送られていた標記の連絡会議が、2年ぶりに5月9日(水)〜10日(木)の日程で、広島市(リーガロイヤルホテル広島)において開催され、大阪市地域協議会からは、地域・地区協議会の議長・事務局長16名で参加しました。
現在、政令指定都市は、本年4月1日に熊本市が移行し20都市となり、連絡会議には、熊本市からも熊本地域協議会が初参加、全体で18地域協議会、総数131名が参加して開催されました。
第1部では、開催都市を代表して連合広島地域協議会の沖田議長から開会のあいさつを受けるとともに、来賓として、連合広島・伊丹会長、広島市・松井市長(代理)の歓迎あいさつを受け、特別講演として、『世界に誇れる「まち」の実現に向けて』と題して、広島市の久保下企画調整部長からの講演を受けました。
また、地域協議会報告においては、昨年3月11日に大震災と大津波に襲われた仙台市から仙台地域協議会小出議長の復興支援に対するお礼のあいさつと、冨田事務局長からの「東日本大震災における連合宮城の災害支援の取り組み」報告が行われました。
特に、大震災の発生と大津波により149名の組合員が死亡し、現在も48名が行方不明の状態にあることや、大震災発生から1年2か月が経過して、今なお片付かない「がれき」処理の問題について、現在572団体が受け入れを表明されているが、更なる協力が要請されました。
また、現在、困っている課題として、①住宅問題(仮設住宅の不備)、②雇用問題(震災による失業者3万人)などが報告され、この間の全国の連合の仲間からのボランティア活動をはじめとした支援活動への感謝と御礼とともに、復興・再生に向けた引き続く支援の要請が行われました。
休憩を挟んで、地域協議会報告の2つ目として、不当労働行為や公務員労働組合バッシングが続く大阪市の現状について、大阪市地域協議会廣石事務局長から報告を行いました。
昨年11月の大阪ダブル選挙の結果、誕生した橋下市長のもとで、大阪市で何が起こっているのか、組合事務所の退去問題から不当なアンケート調査問題、リスト捏造問題、職員基本条例、組合費チェックオフ廃止問題等々、戦前にタイムスリップしたような事柄、大阪市役所からの労働組合の排除、組織破壊の不当な攻撃に対して、連絡会議に結集する政令指定都市の連合の仲間に支援・協力を要請してきました。
第2部では、参加者の交流・懇親会に移り、各都市・地域協議会との情報交換、また、仙台地協から支援のお礼にとして持ち込まれた宮城の地酒(6種類)に舌鼓を打ちつつ、交流と懇親を深めながら、各地協紹介においては、須川議長から「情勢は厳しいけれど、とにかく大阪は、何が何でも頑張る」との決意を表明してきました。
最後に、来年は名古屋市で開催することを確認し、終了しました。