東南地区協議会では、性別に関わりなく組合員が個性と能力を発揮できるよう男女共同参画社会の実現と地区活動への女性参画の拡大を目指して、例年、連合大阪の男女雇用平等月間にあわせ男女共生学習会を開催しています。
本年は7月11日(水)午後6時半から中央区IMPビルにおいて、連合大阪女性委員会副委員長の大西智子さんを講師に迎え、学習会を開催しました。
今回は、「女性の参画を進めるために」をタイトルに、連合大阪の労働組合への女性参画促進第4次行動計画から見えてきた課題についてご説明いただきました。また、講師の出身組織である大阪府教職員組合・日本教職員組合における女性参画の歩みについて紹介いただきました。
また、2010年に閣議決定された「第3次男女共同参画基本計画」についても説明いただきました。計画では、具体的に成果目標を掲げ女性参画に取り組んでいます。女性の活躍による経済社会の活性化が期待できるにも関わらず、日本においてはあらゆる分野で女性の参画が遅れており、対策の強化が求められています。計画では、政策・方針決定過程への女性の参画の拡大をはじめ15の重点分野が設定され、具体的施策が展開されています。
しかしながら、大阪では、女性の年齢階層別労働力率のM字カーブが全国平均よりも深い(結婚・出産に際して退職する人が多い)にも関わらず、就業希望者率は全国平均より高いなど、ミスマッチも発生しており、女性が就業を中断することがない環境づくりのために、私たち大阪の労働組合が果たすべき役割は重要であることを再認識したところです。
各段階における労働組合への女性参画の取り組みを通じて、男女平等社会の実現にむけた意識の醸成をはかり、その上で社会へ働きかけてきたという歴史に、労働組合の社会的な意義というものも再確認した学習会となりました。
今後、地区としても、継続して男女共生学習会を実施することはもとより、組合員の意識改革や取り組みを深化し、各組織・地区協議会への役員の女性参加を目指し、取り組んでまいります。