5月12日(日)~13日(月)にかけて、西大住地区協議会として一泊研修会を開催しました。
今回は地区役員12名の参加のもと、環境問題の見識を深めるため、食品トレーの製造・販売を通じて積極的に地球環境保全の活動を展開している株式会社エフピコの中部リサイクル工場(岐阜県輪之内町)を見学しました。
当日は、まず研修室で会社の概要や食品トレーの製造方法などの説明を受け、続いてリサイクルを中心とした地球環境保全に対する会社としての取り組みについての説明を受けました。とりわけ、日々の技術革新による商品の軽量化や薄肉化により原材料の削減を可能とした省資源化やCO2の排出削減について取り組んでいること、回収された使用済み容器やペットボトルを再利用して新たな食品トレーを製造し流通させることを通じて資源循環型社会の確立を図っていること、さらに積極的に工場見学を受け入れることにより消費者の啓発運動の一助を担っていることなどについての説明を受けました。その後、実際に工場内を見学して、集められた膨大な使用済み容器やペットボトルが新たな食品トレーとして再資源化される様子を見ることができました。
環境問題は「地球規模で考え、身近なところから活動する」とよく言われていますが、今回の研修会を通じてより実感できたことで、参加者一同、日々の生活や仕事において地球環境保全のためにできることはなんなのか、改めて考えさせられたとともに、まず身近なところからの取り組みの必要性を再認識することができました。
さらに、現行の障がい者法定雇用率が2%であるなか、知的障がい者を中心に会社全体として370人(障がい者雇用率16.3%)を正式採用して積極的に障がい者雇用を進め、さらに実際の使用済み容器の選別作業などの仕事の現場では専任の指導者を配置し基本的な生活のサポートまで展開している企業姿勢には大変感銘を受けました。
貴重な経験をさせていただきました株式会社エフピコのみなさん、誠にありがとうございました。