城北地区役員14名、市地域協議会役員1名参加のもと、JR大阪城公園駅に集合し、バスにて一路、兵庫県神崎郡の関西電力大河内発電所へと向かい、到着後、PR館において施設概要説明と見学行程の説明を受けた後に発電所内の見学を行った。
大河内発電所は、兵庫県市川水系の一つ、大田川上流に大田ダム(上部ダム)、犬見川中流に長谷ダム(下部ダム)を設け、その高低差約400mを利用して最大128万KWの発電を行っている純揚水式発電所になる。
ダム型式としては付近の地形や地質を考慮し、大田ダムはロックフィル式ダムを、また長谷ダムはコンクリート重圧式ダムをそれぞれ採用している。発電所は地下208mにつくられている。
最大発電出力 | 128万KW |
---|---|
最大使用水量 | 382m3/s |
有効落差 | 394.7m |
発電時間 | 約6時間 |
一般的に電気は1日の内の昼間に多く消費され、夜間は需要が小さくなる。電力を発電する方式は幾つかあるが、容易に運転と停止を行えるものと、定常運転を前提としたものとがある。揚水発電では、定常運転に適した原子力発電方式のような、夜間に電力需要が小さくなっても発電を止めたくない所からの電気を受けて、水を高い位置に汲み上げることでそのエネルギーを蓄えるものとされている。
夏季や冬季の電力供給が下がった時に稼働するシステムの為、見学時は稼働していなかったが、稼働時は熱が発生するので、作業される従業員にも作業中の環境の配慮が必要であるとの説明を受けた。
施設内の整備が行き届いており、とても綺麗な印象が残った。
また、地元である神埼町のPRもされており、地元貢献している企業である事が印象に残った。
工場見学後は記念写真等に応じていただいて、質問等にも適宜、丁寧に回答頂いた。