11月9日(土)、「連合大阪の森再生プロジェクト」のオープニングイベントが開催されました。当日は連合大阪に結集する構成組織や地域協議会から総勢156名の役員や組合員、家族、そして協力団体のみなさんが参加し、大阪市地域協議会からも10名の仲間が参加してきました。
「連合大阪の森」は大阪府箕面市にある「明治箕面国定公園」の一角にあります。
1990年に開催された「花博」のテーマ「かけがえのない地球環境を守ろう」に賛同し、その運営に携わったことを機会に、1991年に連合大阪として国有林事業のひとつである「社会貢献の森」に申請、桜の木を植えるなど明治箕面国定公園の一部を「連合大阪の森」として活用することとなりました。
2.「連合大阪の森」の現状!
森は生きています。「連合大阪の森」となってから20数年が経過し、人間に例えると、髪の毛や爪、ひげが伸び放題になってしまいました。自然のままと言ったらそれまでですが、このまま自然に任せると簡単に森に会えなくなってしまいます。そこで、これからも森が生き続けて私たちと共存できるように、少しお手入れが必要になってきました。
3.新たなスタート!
「豊かな森づくり~連合大阪の森 再生プロジェクト~」の始動
連合大阪は、この間の連帯活動委員会での議論や調査を経て、本年9月20日開催の第23回執行委員会で表記とりくみを確認し、11月9日(土)にオープニングイベントを開催し、以後、連合大阪が中心となり、構成組織や各単組、地域地区協議会などに遊歩道の設置や間伐、伐採などの森林保全活動への積極的な参画を呼びかけ2年後の2015年10月を目標に遊歩道の整備を図るとともに、今後、連帯活動委員会でその後の方向性の確認を議論していくこととしています。
4.いざ、オープニングイベント!
当日は、午前9時に阪急箕面駅に集合してバスで現地に移動、午前10時からの開会・オリエンテーションの後、大きく分けて4つのチームに分かれ、途中昼食休憩をはさみ午後2時まで「除伐・剪定」「間伐作業」「遊歩道の補修」「フィールドワーク」の4種類の作業を交代しながら行いました。
侵入樹木や枯れ木の伐採です。森の中はそれらの樹木が多い茂り、十分に日光が行き渡っていない状態でしたので、これらをのこぎりや剪定ばさみで伐採する作業です。汗だくになっての作業でしたが、うっそうと樹木が茂っていた場所が伐採により日光が当たるようになった時の爽快感はなんとも言えませんでした。
当日は、午前9時に阪急箕面駅に集合してバスで現地に移動、午前10時からの開会・オリエンテーションの後、大きく分けて4つのチームに分かれ、途中昼食休憩をはさみ午後2時まで「除伐・剪定」「間伐作業」「遊歩道の補修」「フィールドワーク」の4種類の作業を交代しながら行いました。
ヒノキの人工林の伐採です。密生したヒノキを間引き、残した個々の木々が良く成長するために行います。間引くヒノキも結構成長しており、のこぎりとナタ、ロープを使用して切り倒します。思った方向に倒れないなど危険を伴う作業でしたが、安全第一に参加者みんなで力を合わせてがんばりました。
既存の遊歩道の坂道を階段化する作業です。(イ)で間伐したヒノキの丸太を杭などに加工して利用します。杭づくりではムキになってナタを振り下ろす参加者も多く、日頃のストレスの良い発散になったと思います。それら加工した杭や丸太を用い階段を作りましたが、「ハイキングコースでよく見る階段はこうして作るんや」と新たな発見と体験ができて面白かったです。
「NPO法人自然と緑」のみなさんの協力を得て自然散策を行いました。展望台からの見晴らしは良く、大阪平野や万博公園の「太陽の塔」が見えました。
5.できることから始めよう
「豊かな森づくり~連合大阪の森 再生プロジェクト~」は10年後、20年後の豊かな森を創造しながら、連合大阪の森を再構築しようというものです。
多くの人に「連合大阪の森」を知ってもらい、そして一人でも多くの人にこの森に来てもらい、そこで起こっている現実を見て感じてもらうことが必要であると考えています。そして、そこに何かを感じたそれぞれの仲間が「できることから始める」ことが大切なのではないでしょうか。
※ 「豊かな森づくり~連合大阪の森 再生プロジェクト~」の詳細は、下記の連合大阪ホームページを参照してください。