港西なにわ地区協議会は、2013年11月20日(水)に、地区主催の研修会として、国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所が実施している、国道25号御堂筋共同溝立坑工事の現場見学を行いました。
共同溝とは、共同溝法で「二以上の公益事業者が公益物件を収容するため、道路管理者が道路の地下に設ける施設」と定められています。これにより、2つ以上の公益事業者が揃えば、道路下に共同溝を作られることになり、御堂筋共同溝については、大阪市水道局の水道管、関西電力のケーブルの2つの設備が入ることになります。
共同溝のメリットは、水道管や電気ケーブルなどの点検・取替え・新設のための道路掘り返し工事が大幅に減少し、それに伴って発生する地上での渋滞や歩行者の通行の妨げなどが減少します、また、水道管やケーブルが傷みにくく、地震の被害を受けにくいなど防災面にも効果があるとのことです。
我々の生活と直結している、ライフラインの整備がどのように行われているのかを知りながら、御堂筋沿い地下35メートルのところにトンネルを掘り進めている姿を見ることが出来たことは、とても貴重な工事現場見学となりました。
又、危険と隣り合わせであっても、市民の生活を支える仕事に従事されていることに誇りを持ち、昼夜を問わず地下35メートルで働いている労働者の方に敬意を感じました。
当地区では今年度、大型放射光施設のスプリング8の見学も行っており、今後も様々な研修会を開催したいと考えています。