6月23日(月)~25日(水)にかけて開催された、2014平和行動in沖縄に、連合大阪からは総勢28名(大阪市地域協から2名)が参加しました。
1日目は、ホテルでオリエンテーション、自己紹介やDVDによる研修を実施した後、「平和オキナワ集会」に参加しました。第1部では、柳澤協二氏による「日米地位協定の抜本的見直しおよび在日米軍基地の整理縮小について」基調講演があり、「抑止力」の考え方を中心にお話しされました。
続いての第2部では、「願う」平和から「叶える」平和へつながろうNIPPON!!をスローガンに平和式典が行われ、総勢1,432名が参加し、平和への誓いをあらたにしました。
2日目は、連合沖縄青年委員会と連合大分のスタッフが、ピースガイドとして戦跡を案内してくださり、糸数アブチラガマ~ひめゆりの塔~魂魄の塔~平和祈念館を視察しました。アブチラガマと言われる壕の中は、ほぼ当時の状態が残されており、真っ暗な中で人々がどのような生活を強いられたのかを思い、戦争の悲惨さ、平和の尊さをあらためて実感しました。
夕方からは、県庁前広場で開かれた「米軍基地の整理・縮小」と「日米地位協定の抜本改正」を求める集会、並びにデモ行進に参加しました。行進中も、上空をオスプレイが飛行しており、市民生活が脅かされている現状に驚愕しました。
3日目は、「対馬丸記念館」を視察し、多くの幼い命が亡くなったことを知りました。乗船者約1,800名のうち学童775名を含む1,418名が一瞬のうちに帰らぬ人となったのに、当時は、箝口令が布かれ、遺品の回収はおろか、対馬丸の存在すら口にすることは出来なかったそうです。子供たちを騙すように船に乗せ、攻撃された後は箝口令・・・理不尽さを感じ、言葉がなくなりました。
沖縄に関して、最近はニュース等で、普天間基地や駐留米軍の問題が報道されていましたが、大阪にいるとどうしても他人事のように考えてしまっていました。しかし、沖縄に訪れ、戦跡を辿ることで、これは沖縄だけの問題ではなく、日本全体の問題としてとらえないといけないと感じました。過去の歴史から、戦争の悲惨さは誰しも知っているはずなのに、今も地球上のどこかで戦争が繰り返されている。
戦後、約70年が経ち、実際に戦争を経験した方々が亡くなっていくので、戦争を知らない世代に語り継いでいくことが重要であると思いました。
1日目のオリエンテーションで、多賀事務局長が「平和と戦争」は別々のものではない。戦時中でも勝ってる間は平和といえる。平和とは何かを考え続けることが大切であり、考えることを止めることがいけないとお話しされてましたが、この3日間を終えて、その言葉の意味を実感しました。
今後も、平和について考えていきたいと思います。