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連合 政令指定都市地域協議会第20回連絡会議

 第20回連絡会議が6月4日(木)~5日(金)にかけて、世界で1番訪れたい観光地に輝いた京都市において開催されました。

 連絡会議では、石川彰人京都市地域協議会議長から開催都市地協を代表してあいさつを受け、来賓として、廣岡和晃連合京都事務局長、門川大作京都市長からそれぞれ歓迎のあいさつを受けました。

京都市地協 石川議長

京都市地協 石川議長

門川 京都市長

門川 京都市長

 講演では、「これからの京都観光~世界があこがれる観光都市へ~」と題して、京都市産業観光局観光MICE推進室 高畑重勝室長から、「観光」の意義と役割、京都市の観光施策、観光施策の今後の展開などについて講演を受けました。

京都市産業観光局 高畑室長

京都市産業観光局 高畑室長

 外国人旅行者受入数の国際比較(2013年)においては、フランスの8,473万人を筆頭に、アメリカの6,977万人、スペイン、中国と続いており、日本は、1,036万人で世界で27位、アジアで8位となっています。(但し、統計基準は陸路を含むなど、各国・地域によって異なる)

 こうした中、国際観光客到着数は、2013年の10.8億人が2030年には18.1億人となり、中でも北東アジア・東南アジアが最も高成長するとされています。国内では、2010年の12,806万人を境に総人口は人口減少社会に移行し、2050年には3,100万人減少して9,708万人になると試算されていますが、世界では人口増加が続いており、京都市では、日本の「歴史・文化・伝統・自然・食べ物」そして「日本人」を観てもらうことを軸に、少子高齢化を迎えている我が国の経済活性化の切り札として、国際観光政策に力を入れていくこととしている。

 京都市を訪れる観光客数は、2008年に5,000万人を超え一旦減少したが、2013年に再び5,000万人を突破し、5,162万人と過去最高を記録、外国人宿泊客数も113万人と過去最高となっているとのこと。また、宿泊外国人観光客の動向も78%がアジアからという日本全体の傾向とは異なり、ヨーロッパ・北米・オセアニアからが約半数を占めているとのこと。

 こうした状況に対し京都市は、魅力の向上と誘致手法の改善に力を入れ、夜観光の充実、和食の世界無形文化遺産登録、飲食店情報検索サイトとの連携や、人づくり・まちづくりとして、京都観光経営学講座の実施、京都市認定通訳ガイド制度の創設、総合観光案内所の充実、24時間多言語コールセンター、「免税店支援HP」の開設等々、安心・安全をベースに「やさしさあふれるおもてなし」のまちづくりを進めている。また、昨年度に屋外広告物の適正化を実施し、京都らしい町並み景観を保全する取り組みを展開していることなど、京都市の観光政策に対する講演を受けてきました。最後に、月間100万部を誇る旅行雑誌(Travel+Leisure)において、2014年に人気都市ランキングで世界第1位に選ばれたことが紹介され、“おおきに~!”で講演を終了しました。

住民投票の報告 廣石事務局長

住民投票の報告 廣石事務局長

 休憩を挟み、地域協議会活動報告では、神戸地域協議会、岡山地域協議会から活動報告があり、司会者の突然の指名により、大阪市地域協議会からも住民投票対策へのお礼と統一地方選挙の厳しい結果を報告してきました。

 また、第2部では179名という過去最高の参加者による交流会に移り、京都らしく舞妓さんによる舞踊も披露され、各都市との情報交換も盛んに行われ、来年の開催都市に決まった岡山地域協議会議長の中締めのあいさつにより、閉会となりました。

舞妓さんの演舞

舞妓さんの演舞

集合写真

集合写真