淀川地区協議会は、5月19日(日)〜20日(月)にかけて、一泊幹事会・研修会を実施しました。京都府舞鶴方面を訪問し、定例の地区幹事会の実施と併せ、今年度の研修テーマは「平和学習」ということで、海上自衛隊舞鶴総監部内にある海軍記念館や舞鶴引揚記念館・引揚桟橋などを見学しました。
「シベリア抑留」は、第2次世界大戦の終結後、武装解除した日本軍の捕虜を含め約60万人もの日本人が日本への帰還が叶わず収容所へ移送され、マイナス30度以下の想像を絶するような劣悪な環境の中で、満足のいく食事も休養もとれないまま強制労働を強いられ、多くの日本人が亡くなりました。引揚記念館では当時を伝える貴重な展示品をもとに抑留者の過酷な生活状況や、厳しい所持品検査や検閲をくぐり抜けた生きる希望を綴った手紙や日記の存在、そして日本で抑留者の帰国を長年待ち続けた家族の心情などを記念館のスタッフさんから丁寧に解説・説明をいただきました。
過去にどのような「戦争」に関する事実があり、そして今の「平和」に至っているのか。史実の1ページを目の当たりにし学びながら、改めて「平和」について考える機会となりました。