大阪市地域協議会(東南地区) 田辺秀作
今回、連合大阪の平和行動に初めて参加させていただきました。行程順をおって感想を述べさせていただきます。
まずは「ピースウォーク」です。とても暑い中でしたが、この中で行うフィールドワークも大切なものだと感じながら歩かせてもらいました。平和記念公園は初めてではないので案内していただいたところは知ってはいたのですが、いつもパンフレット片手に急いで回ることが多かったので、ひとつひとつていねいに説明をしていただいたのがとてもよかったです。広島連合の青年・女性委員の方々もご準備たいへんだったと思いますが、若い方々がこのように作っていくことの大切さも感じることができました。
移動後の集会及びシンポジウムではピースウォークが暑い中での後だったので涼しい場所でゆっくり座れたので少しほっといたしました。高校生平和大使の方々の報告や決意表明には感銘をうけました。平和運動をおこなっていく上で戦争体験をされた方たちが少なくなっていくことで、その当時の様子を直接伝えることができなくなってきていることが現在の課題であると思います
そのようななか「ピースウォーク」も含めてですが青年層やこの高校生のみなさんが知り、考えることでまわりに伝えていく力となっているのだと思いました。もちろん自分でもまわりの方たちに平和運動を広げていきたいですが、逆に元気をもらえてように思いました。来年は核兵器不拡散条約再検討会議が開催されます。集会やシンポジウムのあいさつ等の中でも言われているように、なんとしてでも話し合いが合意に達することができるように声をあげていきたいです。日本政府の常に後ろ向きな態度には納得ができないのですが、こちらがあきらめたら、動きをとめたらそこでおわりなのでいろんな方と連帯してがんばろうと思えた集会でした。
夜の慰霊式と2日目の平和祈念式はその日でないと参加できないものなので、とてもよかったと思います。特に平和祈念式は端の方からとはいえ直接拝見して黙祷を捧げることができました。形だけという気持ちも半分ありましたが、その場の雰囲気を感じることができました。その後の平和記念資料館はリニューアルをして初めての見学でしたのでよい機会でした。今回のリニューアルの部分は被害をうけた一人ひとり(もちろんすべての方ではありませんが・・・)の姿がみえる展示となっており、物としても語りつがれていると感じがとてもわかりやすかったと思います。
2日目午後からの艦船めぐりと大和ミュージアム(海上自衛隊呉史料館を含む)ですが、行く前は平和行動なのに少し疑問に思うこともありましたが、逆の側面からみることである意味学びの場となりました。
連合大阪のみなさんには2日間たいへんお世話になりました。また、機会があれば他の取り組みにも参加できることがあればあらたな学びとして周辺の方々に伝えて行きたいと思いますし、また別の方にも参加していただいて思いを共有できればと思います。どうもありがとうございました。