「みらい塾」は、2016年5月から「絆を結び深めて繋げる」をスローガンに、女性参画の推進ならびに若手組合員の育成の一助として、大阪市地域労福協との共催で、これまで9回のセミナーを開催してきました。
しかし、コロナ禍の影響により、参集形式による開催が困難になったことから、改めて構成組織からの若手メンバーを加えた実行委員会の体制を構築し、セミナーの活性化と継続化、さらには「新しい生活様式」のもとでの実施方法などの検討を行ないました。
実行委員会では様々なアイデアが出されましたが、それらの検討結果をふまえた形で、9月18日(土)10時より、初めてのWEB形式で、第9回「みらい塾」を開催することとなりました。
今回は、日本放送労働組合(以降、「日放労」という)のご協力により、「NHKさんに教えてもらう!放送現場のホント」と題したセミナーと、フードとドリンクを指定場所に配達してくれるサービスを利用してのWEB交流会の二本立てで行いました。
セミナーの前半では、日放労関西支部書記長の片山さんに、「防災への備え」について、災害報道の取材現場から、日常から備える防災や減災について考えるヒントになる情報などについて講演を受けました。片山さん自身も、いざ災害現場からの状況を伝えようとしたときに、携帯電話が繋がらずに焦った体験などにも触れ、少なくとも家族間で、日常から災害時の連絡方法を確認しておく事などについて、分かりやすく説明をいただきました。
セミナーの後半には、日放労関西支部の深川委員長がドラマの演出に携わっておられる事から、「暮らしに活かせるドラマ演出」をテーマに講演をいただきました。とりわけ、家族とのコミュニケーションにおいて、「現実では、ドラマのようにBGMもなければ、心のうちを語るモノローグも無い」⇒「思っていることを言葉に出して伝える大切さ」という説明には多くの参加者が頷いていました。
その後、深川委員長と「放送現場のホント(Part2)」として、ドラマ制作にかかわる舞台裏などについて、参加者との質疑応答タイムを行い、多くの参加者から色々な質問が飛び交い、大いに盛り上がりました。
質疑応答タイムの後には、お楽しみのWEB交流会です。WEB会議の機能を使い参加者を5人程度のグループとし、それぞれにみらい塾実行委員が進行役として参加、交流会をスタートしました。グループ単位で色々なお題を付けての自己紹介から、意見交換と、フードやドリンクも楽しみながら和やかに交流会を進めました。
メンバーの親睦が図られたところで、グループ対抗のゲーム大会を行いました。WEB上でも簡単にできるゲームを実行委員会で検討した結果、今回は「古今東西ゲーム」と「モノしりとり」の二つのゲームを行い、グループ毎の順位を競うこととなりました。WEB上でのゲーム大会は事務局も初めての経験でしたが、実行委員メンバーが各チームの進行役となり、参加者の皆さんのご協力もあって、各グループとも大いに盛り上がった様子でした。
その後、ゲーム大会の1位から3位までのグループと、各チームで最も活躍した方に、WEB上で完結するプリペイドカード型の賞品の贈呈発表を行い、「みらい塾」を閉会しました。
今回の「みらい塾」は、初のWEB上での開催となり、事務局としても戸惑う場面もありましたが、日放労関西支部の深川委員長、片山書記長、みらい塾実行委員の皆さんのご協力により、無事に開催することが出来ました。改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。
終了後、参加者にご協力を頂いたアンケートでは、「とても勉強になり、楽しかったです。機会があればまた参加したいです」「普段お会いすることのない職種の方と話ができて楽しかったです」「WEB開催で不安もありましたが、全体的に楽しめました」などのご意見もいただきました。
コロナ禍で、色々な方との繋がりを広げていく事が難しい状況ではありますが、WEBなどのツールを活用しながら、工夫をして今後も「みらい塾」を進めていきたいと考えています。また、そのために、実行委員の皆さんによる他の企画の準備も進めています。
今後も、横のつながりを大切にし、参加いただいた皆さんに楽しんでいただけることを目標にして、「みらい塾」を開催してまいりたいと考えています。皆さまのご理解・ご協力をお願いするとともに、多くのご参加をお持ちしています。