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連合 平和行動 in 沖縄 参加レポート

  • 日 時:2023年6月23日(金)〜25日(日)
  • 場 所:沖縄県那覇市 ほか
  • 参 加:東南地区協議会:馬田 優也さん、渡邉 大輔さん
    (JP労組大阪市東支部)

2023平和行動 in 沖縄レポート

東南地区協議会 JP労組大阪市東支部
馬田 優也

 今回初めて平和行動に参加しました。参加しようと思ったのは戦争の傷跡がそのまま残っている場所が見学できるからです。やはり本や映像で見るよりその場所まで行って直に見たほうが生々しく感じられて戦争の悲惨さと怖さがより身近に感じられました。

 特に印象に残ったのはひめゆりの塔、糸数アブチラガマ、旧海車司令部壕です。ただ平和に生きたいと思う人や、未来に希望をもって生きていた若い人たちがこの場所で亡くなったんだなと思うと胸が締め付けられる思いになりました。

 「戦争は悲しみと苦しみしか生まない」改めてそう実感した平和行動でした。平和行動を通じて感じたことを周囲の人たちにも伝えていきたいと思います。

 貴重な体験ができました、ありがとうございました。

集合写真

集合写真

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2023平和行動 in 沖縄レポート

東南地区協議会 JP労組大阪市東支部
渡邉 大輔

 今回、平和行動に初めて参加させて頂いたのですが、戦争や平和について何も考えず生きてきた私にとって、否が応にも戦争と平和について考えることになる貴重な体験を与えてくれた三日間になりました。

 一日目、正直旅行気分できた私にとって対馬丸記念会館で見聞したことは衝撃でした。76年前にあった戦争で学意疎開という言葉は知っていても、その際にこのような悲劇があったという、学生時代あまり勉強してきていない私にとって非常に衝撃的でした。

 平和オキナワ集会での山本章子准教授の基調講演では、日米地位協定の不平等さや問題点について、大変わかりやすく教えていただき、より深い理解を得ることができました。また、連合で平和行動を沖縄、広島、長崎、根室でしているということを初めて知りました。その時、6月23日という日が沖縄にとって特別な日であるということも初めて知りました。

 本当に戦争や平和について何も考えず生きてきた私にとって全てが考えさせられる貴重な一日目でした。

 二日目、ピース・フィールドワークで訪れた嘉数高地・嘉数高台公園。普天間基地が一望できるこの場所に残る民家の塀の弾痕は、たった76年前にこの地であった沖縄戦を現実に感じることができ、非常にナーバスになりました。また軍人だけではなく地元住民にも多く犠牲者が出ていることには考えさせられるものがありました。

 旧海軍司令部壕では、私が初めて行った戦争の際に使用されていた実際の施設でした。この施設で色々な作戦や会議、また生活をしていたことや、最後には太田司令官が自決した部屋や、幕僚室での手榴弾での自決の痕跡など非常に生々しく、非常に悲しく恐ろしい気分になりました。

 昼から行ったひめゆりの塔は、言葉として知っているひめゆり学徒隊が当時どのような行動をとっていたのか、そして最後は自決や射殺で亡くなるなどのことを映像や資料で見聞きして心が締め付けられました。

 魂魄の塔では、沖縄戦での一番の激戦地にあり、全国津々浦々から来た約35,000人の沖縄で亡くなった無名戦士の塔ということで、この人たちだけでは無いが、この人たちがいたから今の平和があると感傷に浸りました。

 平和祈念公園では、平和の丘モニュメントやひめゆり学徒隊だけでは無い全学徒隊の碑があり、乎和の礎では、沖縄戦で亡くなられた日本人だけではない外国人の人を含めた242,046人もの犠牲者の名が刻まれていて、それを見て私は2度と戦争はあってはならないと改めて思いました。普段ニュースで何気なく見ているロシアによるウクライナ侵攻も、いますぐに終わってほしいと深く思いました。

 事前に、平和行動の参加経験者に「結構重い内容の話なので考えて参加した方が良い」と言われていたのを実感した二日目でした。

 三日目、佐喜眞美術館で見た丸木位里・俊夫妻が描いた沖縄戦の図。全14部、一日目・二日目と平和行動で学んだことを思い出しながら作品を見ているとより深く理解できたような気がして、再度、心が締め付けられる思いがしました。

 最後に行った糸数アブチラガマ。ここが今回参加した平和行動の中で一番生々しくて、気分が落ち着かず、戦争というものを考えさせられる場所でした。私が戦争というものを考える際に真っ先に思いつくのが陸・海・空戦などの普段体験することのない非現実的な部分です。しかしこの糸数アブチラガマで学んだことは、その裏側、現実的な生活の部分であり、なまじ想像ができてしまうため、非常に堪えました。

 平和行動の三日間の中で一番精神的にきつい三日目でした。

フィールドワークのようす

フィールドワークのようす

 この三日間の平和行動を無事に終え、この時代でしか学ぶことのない、普段の生活で考えることのない戦争と平和について再び真剣に学び考えることができ、少しは理解することができたと考えています。沖縄で学んだ「戦争の悲惨さ、国民が戦争させない時代を作る、沖縄戦で犠牲になられた人からの平和のバトンを繋ぐ」。このことを心に刻み忘れず、また家族、職場の同僚、組合活動を通じて伝えていかなければならないという考え方に変わりました。

 2023平和行動in沖縄に参加し責重な体験をさせていただき誠にありがとうございました。