港西なにわ地区協議会は、5月19日(日)から20日(月)にかけて、「静岡県のものづくり産業の歴史と現場に学ぶ」をテーマに、(一泊)幹事会・研修会を実施しました。
一泊幹事会・研修会の一日目、午前9時00分に難波元町小学校前に集合してバスに乗車、静岡県浜松市にある「スズキ歴史館」の見学に向かいました。歴史館では、オートバイや自動車を国内外で製造・販売しているスズキ(株)の創業からのあゆみを学びました。
スズキは、1920年に織機メーカーとして設立して以降、「価値ある製品を」という言葉をもとに、つねにユーザーの立場に立った「ものづくり」を行ってきたこと、加えて、スズキの本社がある静岡県は、隣県の愛知県を含め、自動車やオートバイなどを中心に「ものづくり」が盛んであり、そうした地域の歴史や文化についての展示もあり、興味深い見学となりました。
その後、宿泊先である舘山寺温泉「時わすれ開華亭」に移動したのち第5回幹事会を開催し、経過報告と今後の地区活動についての協議を行いました。
翌日は、オートバイを生産しているスズキ(株)浜松工場を訪問し、工場見学と、スズキ労組の皆さんとの意見交換会を行いました。
工場見学では、多くの種類のオートバイが一つのラインで次々を組み立てられていく様子や、その際に組付け誤りや、事故が起こらないよう工夫された作業環境などを見学することができました。その後、工場内の会議室をお借りして、スズキ労組浜松支部の奥野支部長をはじめ役員の皆さんと、工場の労働環境の改善や安全衛生について、活発な意見交換を行うことができました。
港西なにわ地区協議会として、今回の研修で連合活動ならではの他業種交流により、普段は知ることの無い業務の内容などを学ぶことが出来、大変有意義なものとなりました。とりわけ、「ものづくり」の現場で働く、多くの仲間の思いと、労働安全衛生や労働環境改善に向けた取り組みなどについて、貴重な気づきを得ることができました。
今回の取り組みにご協力頂いた、スズキ労組および スズキ(株)浜松工場の皆さんに深く感謝申し上げます。
港西なにわ地区協議会は、研修の成果を活動に生かし、積極的に活動を展開したいと考えています。よろしくお願いします。