5月23日(木)〜24日(金)にかけて、連合政令指定都市地域協議会「第27回連絡会議」が、北海道札幌市において開催されました。
この「連絡会議」は、全国に20都市ある政令指定都市で活動する、連合の地域協議会が1年に一度、様々な意見交換・情報交換のために行われるもので、今回で27回目となりました。
今回は、北海道札幌市での開催となり、全国の指定都市からおよそ170人の仲間が参集、大阪市地域協議会からは、地域・地区の議長や事務局長を中心に18人が参加しました。
冒頭、開催地域の連合北海道石狩地域協議会 吉田 賢一 会長より歓迎のご挨拶を受けた後、来賓の連合北海道の 須間 等 会長、札幌市の秋元 克広 市長よりご挨拶を受けました。
その後、「札幌市における性的マイノリティへの理解促進の取り組み」をテーマとしてお二人の方から講演を受けました。
まず、最初に札幌市役所 市民文化局市民生活部 男女共同参画室男女共同参画課の 青田 直子 課長から、「札幌市における性的マイノリティへの理解促進の取り組み」についての講演を受け、全国の政令指定都市の中でも先駆けて制定した「性的マイノリティ支援」である「パートナーシップ制度」の内容などについて説明を受けました。
そののち、トランスジェンダーをカミングアウトしている、渕上 綾子 北海道議会議員からも講演を受けました。渕上さんのこれまでの歩みを振り返りつつ、トランスジェンダーの人々だけでなく、マイノリティが生きやすい社会を実現することが、すべての人々にとって生きやすい社会であるとの考えから、道議会で行っているさまざまな取り組みについて説明を受けました。
休憩をはさんで、地域報告が行われました。
まず、仙台地域協議会から、仙台市の紹介と東日本大震災からの復興の歩みなどについて報告が行われ、その後、大阪市地域協議会から、「EXPO2025 大阪・関西万博『いのちか輝く未来社会のデザイン』について」として、徳野事務局長が報告を行いました。
会議終了後、18時より全体懇親会が行われました。その冒頭、(一社)メノコモシモシの皆さんによるアイヌ民族舞踊が披露され、会場全体の手拍子で一体感が高まりを見せました。それぞれに懇親を深めたのち、参加地域協の自己紹介が行われ、来年度の開催都市となった大阪市地域協議会からは、藤本議長が「来年は大阪市へ“いらっしゃ〜い”」で締めくくると、会場は大いに盛り上がりました。
楽しい懇親会の翌日は、前日の暖かい気候とは打って変わって最高気温が10℃未満の肌寒い気候となりましたが、札幌市内や近郊の様々な施設の視察を3班に分かれて行いました。大阪市地域協のメンバーが多く参加したBコースでは、大倉山ジャンプ競技場と北海道ボールパークエスコンフィールドHOKKAIDOの見学を行いました。とりわけ大倉山ジャンプ競技場では1994年のリレハンメルオリンピックのノルディック複合男子団体金メダリストで札幌オリンピックミュージアム名誉館長の阿部 雅司さんより、オリンピックに関連した興味深いお話をお聞きすることができ、大変興味深い視察となりました。
開催にご尽力いただきました石狩地域協議会の皆さまに心から敬意を表すとともに、全国から参加された皆さまに感謝申し上げます。
2025年度の「第28回連絡会議」は2025年5月頃に、大阪市で開催を予定しています。ホスト地域協議会となる大阪市地域協議会として、しっかりと準備をして、全国に皆さんをお迎えしたいと考えています。よろしくお願いいたします。