西大住地区協議会 大阪市職員労働組合住吉区役所支部
金田 哲史
現地での映像や、過去の戦争体験などで説明を受け、戦争をすると、国の勝った負けたではなく、戦争が行われた場所は、実際にはどのようなことが起こりうるのか?ということが伝わり、戦争というものは、起こすものでも起こされるべきものでもないと深く胸に突き刺さりました。
現在、中東・ロシア・中国における戦争行為・紛争行為が継続されており、平和を乱すような行動は厳に慎み、絶対に行われてはいけないものだと再認識いたしました。
今後の組合活動において、反戦活動にはこれまでよりも真摯な気持ちで積極的に活動参加してきたいと考えております。
行程は特に改善すべきところはなかったように思います。有意義な時間でした。
連合として参加し、職種の違う方々との繋がりが新たにできることで、横の繋がりを増やし、情報共有を図ることで新たな視点での考え方などが生まれ、自組織へも良い影響が出ると考えられます。
反戦など、このような活動は継続して行うことが最重要と考えており、次にそれを自組織へ持ち帰り報告することで若い世代に伝えていくことができ、平和なくして労働運動はできないとの観点から、労働組合として平和活動に積極的に関わっていくべきであると思います。
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西大住地区協議会 大阪市職員労働組合住之江区役所支部
多田 正明
6月23日〜25日にかけて沖縄県の平和行動に参加させていただきました。
6月23日は沖縄県の条例により、戦争による惨禍が再び起こることのないよう、恒久の平和を希求するとともに、戦没者の例を慰めるため「慰霊の日」と定められています。
この平和行動期間中、第二次世界大戦の沖縄戦にまつわる資料館や慰霊塔を巡り、戦争の凄惨さを知り、それを後世に伝え、二度と戦争を起こさないようにすることを目的としています。
私は恥ずかしながら沖縄戦についての知識が全くというほど無く、今回の平和行動は驚きと衝撃の連続でした。資料館では亡くなった子どもの写真や生き残ったが目の前で学友が砲撃等で亡くなっていくことを目の当たりにしたような体験記等の資料がありました。
私には未就学児の子どもが3人いて、父親として自分の子ども達がこうなったら・・・と考えてしまうと自然と涙がこぼれました。
沖縄戦での日本人の戦没者は18万8136人となっており、そのうち94,000人が戦闘協力を含む住人で、その中には多数の子どもも含まれていました。
対馬丸記念館は疎開船対馬丸で犠牲になった子どもたちの資料館です。
学童疎開のため沖縄県から長崎県に疎開途中の対馬丸(搭乗者:学童834人、一般・引率827人)が砲撃を受け学童780名を含むおおよそ1,500名が犠牲となりました。
対馬丸は僚船2隻、護衛艦2隻と長崎県に向かう途中に米潜水艦の魚雷攻撃によって撃沈しました。対馬丸は貨物船であったが故、甲板の手すりが高かったことから子ども達が手すりを越えて脱出することが困難だったとも言われていました。
対馬丸記念館では犠牲になった子ども達の顔写真や実際に犠牲になった方の親族が語り部として、お話を聞くことができました。資料館で聞く自動音声での説明とは違い、実際に身内を亡くされた方の話は深く心に刺さりました。
他にも多数の記念館や資料館、慰霊の塔やガマ、壕にも行きましたが最初に行った対馬丸記念館だけでも書きたいことがまだまだあって、すべて書ききれないことが残念です。
大阪に戻り、自分の子ども達の顔を見て、「この子たちにはこんな経験や死に方を絶対にしてほしくない」と思い、平和の尊さをこれから伝えていきたいと思いました。