水都地区協議会は、5月23日(金)に阪急電鉄正雀工場の見学会を開催しました。
今回、見学させていただいた阪急電鉄正雀工場は1968年に開設された大阪府摂津市にある車両工場で、最新鋭の検修設備を導入して阪急電鉄が保有する全ての車両の検査・補修を実施している施設です。
見学会では、はじめに担当の方から工場の沿革や業務内容、車両内装へのこだわり、安全環境の取り組みなどについて説明を受け、工場に隣接する正雀車庫の車両や、車両検査・補修工程を見学させていただきました。
車両の検修作業では、まず、車体と台車が分離され、空装部品や制御装置、電気機器の整備・検査、車体の整備・検査と再塗装が行われます。また、台車も分解されブレーキ装置、モーター、車軸などそれぞれに精密な整備と検査が行われていました。
このように細部まで入念な整備を行うことによって、50年以上運用されている車両もあるとのことです。
見学会の最後には質疑応答の時間をいただき、参加者からたくさんの質問がありました。
今回の正雀工場の見学会を通して、日々の点検、整備により鉄道の安全運行が支えられ、乗客の安心につながるということを再認識できる貴重な機会となりました。
今後も連合という枠組みを活かし、見学会などにより様々な業種についての理解を深める場を作っていきたいと思います。最後になりますが、改めて貴重な機会をご提供いただいた阪急電鉄の皆さまに心よりお礼申し上げます。