連合大阪大阪市地域協議会は昨年11月に結成20周年を迎え、その記念事業の一環として、能登被災地視察・研修を企画し、4月12日~13日の日程で実施しました。2024年の発災以降、未だ復興半ばの奥能登の現状を視察し、「息の長い支援」について考え・学習する事を目的として検討を進め、今回の視察・研修の開催となりました。
一日目、のと鉄道「語り部列車」では、和倉温泉駅~穴水駅までの約30kmを走行する間、最大深度6強を観測した震災当日の緊迫した状況や、運転士、乗務員による必死の避難誘導の様子などについてお話を聞くことが出来ました。車窓からは、遥か遠くの「立山連峰」や「七尾湾」の雄大な景色が望める一方で、眼下には、損壊家屋やブルーシートに覆われた住宅が今なお点在していました。
二日目、珠洲市での「復興支援ツアー」では、バス移動の車内で、コーディネーターの方から倒壊した建物(更地)や避難所での生活の様子などの現状をお聞きするとともに、降り立った「見附島・鵜飼地区」では、地盤沈下により、約130cm突き出たマンホールや、傾いたままの電柱群を目の当たりにしました。陥没した道路の復旧が進まず重機が入れない事や、工事業者の寝泊まりする場所が確保できない事などが、復旧遅れの要因ともお聞きしました。
また、避難所生活を続けられている住民の方々の大変なご苦労を推察するところですが、仮設住宅に入居する際は、同じコミュニティごとに入居したことにより、顔見知りで助け合いができ、人間関係のストレスが生じなかったともお聞きし、少し安心もしたところです。
最後に、4月中旬の能登は、各所で桜の満開を迎えており、参加者の表情を和ませていただきました。復興まで道半ばの現状ではありますが、これからも、息の長い、現地に寄り添う支援を考えなければならないと、あらためて感じさせられる2日間となりました。