大阪市地域協議会は、2021年7月12日に「2021年度政策・制度予算要請」に対する大阪市との回答協議を行いました。これは、2020年10月30日に行った要請に対するもので、大阪市側から3月25日に一旦、回答を受けたものに対して、政策委員会における協議を行い、質問点やより詳細に尋ねたい点など14項目について改めて大阪市の認識などを質問しました。
回答協議・意見交換は、午前10時より大阪市役所・地下1階共通第1会議室においてソーシャルディスタンスに配慮した形で行われました。再質問内容が多岐にわたる事もあり、2部制で行い、1部は教育・子育て支援施策などについて、2部では、経済・産業・中小企業施策、医療施策、人権施策、大阪市の財政状況などなどの課題について協議を行いました。
大阪市地域協議会からは、木戸議長、松岡政策委員長、徳野事務局長、連合大阪より政策グループの黒田副事務局長に参加を頂きました。大阪市の関係部局からはのべ30人の方々から説明を受けました。
回答協議の冒頭、木戸議長からは、「行政として、コロナ禍の中、市民の安全・安心のため日夜奮闘をされていることに敬意を表しておきたい。とりわけ、医療・保健分野では今も最前線で大変な努力をされていることに心から感謝を申し上げる。この協議・意見交換を通じて、少しでも良い施策に繋がるよう、我々の立場からも協力できるところは協力してまいりたい」とのあいさつがおこなわれました。
協議の内容については、コロナ禍による大阪市の施策への影響や今後の見通しなどについて多くの意見交換が行われました。大阪市地域協議会からは、コロナ禍の影響が、社会的に弱い立場に人々に強い影響を及ぼすことなどを指摘した上で、そうした人々への影響を少しでも減らすよう、大阪市としての積極的な行政施策の展開を求めました。
協議の最後に大阪市市民局ダイバーシティ室 西野部長より木戸議長に回答書の手交が行われた後、大阪市市民局ダイバーシティ室雇用女性活躍推進課 古武課長より令和3年度(2021年度)予算内容のポイントについて、説明を受け、回答協議・意見交換を終了しました。
大阪市地域協議会は、政策委員会において、回答内容に対する評価・課題整理を行い、2022年度の政策要請に向けた取り組みを進めます。
(2008年7月〜)